– ダイヤルを使用して難しい素材に合わせてアルゴリズムを調整。Melodyne 5 studioの場合。別エディションでは異なることがあります。日本語字幕。
アルゴリズムインスペクター
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Tweaking algorithmsマクロは音楽的にインテリジェントに機能します。低めの値を設定すると、大きく外れた音だけに影響し、意図されるピッチに近い音には影響しません。スライダーをさらに右に動かすと、意図されるピッチに近い音にも影響を与えるようになり、100%になると選択されている音すべてのピッチが正確に合わせられます。
ノートアサインメントモードが有効な場合、アルゴリズムインスペクターが情報パネルに表示されます。
アルゴリズム:ピッチツールを使ってノートを微調整済みである場合、Melodyneはそれらのノートには変更を加えません。 デフォルトでは、ノートを1つも選択しないで[ピッチを補正]マクロを開き、パラメータの変更を行うと、変更内容がその他のノートのみに適用されます。つまりデフォルトでは、手動で調整済みのノートには、マクロは適用されません。 手動で調整済みのノートにもマクロを適用させたい場合、[手動で編集したノートを含める]のチェックボックスを選択します。 微調整がなされておらず、このオプションが選択不可の場合は灰色表示されます。
歯擦音処理、ロバストピッチカーブ、オーディオを分割
歯擦音処理 [メロディック]アルゴリズムは録音内の「歯擦音」(その定義については以下参照)を検出します。ここには、「s」、「z」、「sh」、「zh」などの摩擦子音と子音二重音字、「t」や「k」などの一部の子音、ボーカリストの息継ぎの音などが含まれます。Melodyne 5でピッチ補正やタイミング補正などを行う場合、これらはサウンドの他の成分とは異なる方法で処理され、結果として編集後のサウンドがより自然なものになります。歯擦音に特別な処理を施さないようにするには、[歯擦音処理]のチェックマークをクリアします。
ボーカルでは歯擦音処理の使用が理想的であることに異議はありませんが、モノフォニック楽器でも同じことが言えるかといえば、それはケースバイケースです。たとえばベースギターの場合、音の立ち上がり部分が歯擦音として識別されるため、初めてメロディやタイミングに修正を加える際は、結果に慎重に耳を傾けて判断する必要があります。思うような結果が得られない場合、[歯擦音処理]のチェックマークをクリアしましょう。
デフォルトでは、[歯擦音処理]は[メロディック]アルゴリズムが選択されている場合は常にオン、[パーカッシブ(ピッチ)]アルゴリズムが選択されている場合はオフになっています。その他のアルゴリズムでは、[歯擦音処理]は使用できないため、コントロールは灰色表示になります。
注:古い(Melodyne 4以前の)プロジェクトを開いた場合、ボーカルトラックの[歯擦音処理]オプションにはチェックマークが入っていません。これは、すでにボーカルの処理が完了しているかもしれず、そうであればプロジェクトが以前と全く同じように聞こえることをユーザーが望むだろうとの配慮から来ています。該当する場合は、[歯擦音処理]をオフのままにしておきましょう。
一方、開いたプロジェクトでMelodyne 5の新機能を利用したい場合は、[歯擦音処理]をオンにしてください。
ロバストピッチカーブ': [メロディック]または[パーカッシブ(ピッチ)]アルゴリズムの場合、高解像度でピッチカーブが検出されます。これは、ボーカルの場合に特に有益で、イントネーションの詳細なコントロールが可能となり、ピッチツールで最適な音質を提供することができるようになります。
ただし、一部の録音では、高解像度が逆効果を生むこともあります。特に、良好とは言えない録音環境(反響しすぎる室内など)で演奏されたモノフォニック楽器や、構造により多声になる仕組みを持つモノフォニック楽器の場合です。
この例としては、エレクトリックアップライトベースや、周波数変調シンセサイザーのサウンドなどがあります。また、低音を響かせるロックシンガー(男性の場合が多い)でも同じことが起こることがあります。
ピッチツールがノイズをもたらす場合、[ロバストピッチカーブ]をオンにするとよいでしょう。
ロバストピッチカーブをオンにしてもすぐには変化を感じませんが、ノートアサインモードでいずれかのツールを使用してノートを編集すると、このノートのピッチカーブが改めて検出され、解像度の比較的低い、_安定_した(ロバストな)カーブが提供されます。
ピッチカーブの再検出をトリガーする最も簡単な方法は、最初のアサインツールでAlt+ダブルクリックすることです。
[ポリフォニック]、[ユニバーサル]、[パーカッシブ]アルゴリズムではデフォルトがロバストカーブになっているため、このオプションは灰色表示になります。
オーディオを分割: オーディオソースの検出結果を編集する際、Melodyneはその処理をバックグラウンドで実行し、かなりのボリュームのデータをキャッシュからやりとりします。[オーディオを分割]オプションでは、この動作をコントロールできます。[自動]ボックスにチェックマークを入れると、変更を行うたびに、Melodyneで必要な計算すべてがすぐさま実行されます。これには、次のようなメリットがあります。プレビューコントロールを使用してアルゴリズム設定をテストするとき、Melodyneは最新のデータにアクセスし、すべては通常の編集モードの場合と同じように聞こえます。しかし、次のようなデメリットもあります。Melodyneにより処理が中断され、進捗インジケーターが表示され、作業が一時的に中断されます。
プレビューコントロールは常に必要なわけではないので、[自動]チェックボックスのチェックをオフにして、このオプションでこの動作を変更できます。 特定の編集操作の場合、必要な計算はすぐには実行されません。[実行]ボタンをクリックするか、ノートアサインモードを修了すると実行されます。このメリットは、ワークフローが中断されないことです。デメリットは、この場合プレビュー・コントロールは最新のデータにアクセスできないため、変更した内容が必ずしも反映されないことです。 前回のデータと現在の状態の間に相違がある場合、[実行]ボタンが点滅して警告します。ボタンをクリックすると、Melodyneが未処理の計算すべてを実行し、データの総計を更新します。
ノートアサインデータを保存/ロード
Melodyne では、必要に応じて、ソースに使用されているアルゴリズム、パラメーター設定、検出への編集内容などのアサインデータをオーディオファイル内に保存できます。これらのノートアサイン要素に加えて、アサインファイルには、オーディオソースについてMelodyneが取得したすべてのテンポ情報(テンポアサインモードでユーザーが変更を加えているであろう情報)も含まれています。
Melodyneはこのアサインデータすべてをオーディオファイルに書き込むことができます。このデータは、オーディオファイルを再利用する場合(Melodyneスタンドアロンの別のプロジェクト、またはARA DAWの新規ソングで使用する場合など)に使用できます。ノート検出とテンポ検出を編集するに十分です。また、アルゴリズムパラメーターや編集状態の情報もファイルを再利用すれば自動的に利用可能になります。
以下のアドバイスは、Melodyne studioにのみ適用されます。
Melodyneではこのアサインデータは自動で保存されるわけではなく、そう設定する必要があります。これは、アルゴリズムインスペクターの一番下にあるオーディオファイル名の横の歯車メニューから行えます。
- 保存:ノート/テンポ検出の現在の状態をオーディオファイルに書き込みます。
- ロード:前回保存したノート/テンポ検出データの状態を復元します。
- 削除:前回保存したアサインデータをファイルから削除します。
メニューコマンドでノートアサインデータをロードする
インスペクター下の歯車をクリックすると、「互換ファイルからロード」コマンドが表示されます。 このコマンドでは、現在のファイルに対して検出データを別のオーディオファイルからロードできます。これを行うには、2つの条件が満たされる必要があります。
- ファイルの長さが現在のターゲットファイルと全く同じであること。
- 現在のソング内の別トラックにファイルが存在していること。ハードディスクにあるだけでは十分ではなく、ハードディスクからソングに取り込まれている必要があります。
ここで、演奏間違いがあり、3つのトラックすべてを同時に修正したいとしましょう。修正をフェーズロックして最適な音質を保つには、3つすべてのトラックが同じ検出ファイルにアクセスしている必要があります。「互換ファイルからロード」コマンドが役立つのはこういった場面です。これは次の手順で行います。
- トラックGTR_DIをノートアサインモードで確認し、必要に応じて検出を最適化します。
- 次に、ファイルGTR_SM57をノートアサインモードで開き、「互換ファイルからロード」コマンドを選択します。リストが表示され、GTR_DIとGTR_U87の2つのエントリが表示されます。先ほど最適化したトラック、GTR_DIを選択します。DI信号と全く同じ検出がSM57に対して表示されます。
- 次に、トラックGTR_U87に対して同じ手順に従い、DI検出ファイルをこのトラックにも割り当てます。
- ノートアサインモードを終了すると、通常の編集モードで3つすべてのトラックのギター演奏を同時に最適化できます。
マイク信号ではなくDI信号の検出の最適化から始めることを強くおすすめする理由は、DI信号のポリフォニック検出はたいてい初回から正しく、このアプローチを採ることでノートアサインモードで必要な作業が減るためです。一方、マイクは、アンプ設定や使用するペダルボードに応じて、歪んだ信号がキャプチャされてしまいがちで、最適化により長い時間がかかります。上記のトリック(DIトラックの検出データをマイクトラックのデータと置き換える)を使用することで、最も短い作業時間で最良の結果が得られます。
Melodyne 4との互換性
バージョン4以前は、アサインデータはオーディオファイルに直接保存されず、拡張子「.mdd」の別ファイルに保存されていました。オーディオファイルにMelodyne 4で作成された.mddファイルがある場合、そこに含まれるアサインデータがロードされます。その場合、次のコマンドは以下のように機能します。
- 保存:ノート/テンポ検出データの現在の状態を(.mddファイルにではなく)オーディオファイルに保存します。
- ロード:アサインデータがオーディオファイルに未保存の場合、.mddファイルからデータがロードされます。
- 削除:.mdd ファイルを削除します。
オーディオファイルにアサインデータがまだ含まれておらず、.mddファイルもない場合、[ロード]と[削除]のコマンドは灰色表示になります。